DAY 7 オープニングセッション 0:00 / 4:38:12
サイト制作者として生き抜くために「簡単にxxxできる」ツール・サービス等をうまく使おう 15:00 / 4:38:12
SaaSでオンラインビジネスを加速しよう 1:15:30 / 4:38:12
非エンジニアが30〜50万の小規模案件を1人で効率的にマネジメントして納品するためのティップス集 2:15:10 / 4:38:12
LT大会 3:15:00 / 4:38:12
閉会式 4:17:10 / 4:38:12
0:14. タクティクスとは、チェックメイトや駒得を狙うストラテジーのことで、読みの基本となる考え方になります。
0:22. 将棋とストラテジーに似ていますが、チェスで発生する頻度は非常に高く、常に意識して移動しことになります。
0:31. タクティクスをパターン化して特徴を把握することで、思考の整理に役立ちます。
①ピン
1 (1)
#0:57. ピンは、B、R、Qの斜線を使い、相手の背後の価値の高い駒を狙います。
#1:04. 確実に駒得できるわけではないのですが、相手の駒の動きを制限することで局面を有利にする目的があります。
1:14. 特にKを対象として相手の駒をピンした場合、ピンされた駒は絶対に動くことができなくなります。
2 (2)
#1:27. なお、Bは3点なのでRやQをピンした場合は、確実に駒得することができます。
1:35. ピンはチェスにおいては頻繁に利用されるテクニックになります。
3 (3)
1:44. この局面においては、QとBの斜線が強力です。
1:52. ここではRによるチェックが可能となります。
1:57. Qはピンされているため、動くことができません。
#2:02. なので、Kは攻撃をかわしますが、今度はRでQをピンします。
2:09. PはBによりピンされているため、動くことができません。
2:14. この局面で白がチェックメイトを防ぐためには、Qを捨てるしか方法がなくなります。
②スキュア
1 (4)
2:35. 田楽刺しでは、前後の駒の区別はしませんが、
2:39. スキュアは、後方の駒よりも前方の攻撃されている駒の方が価値が高くなります。
2:46. 攻撃をかわした場合に、背後の駒をとることで駒得することができます。
#2:53. スキュアは、ほぼ確実に駒得できるため、斜線を利用したタクティクスが多く存在します。
2 (5)
3:07. この局面においては、スキュアの狙いを利用し、RでQを攻撃することができます。
3:18. 仮にRを取った場合は、Bによりスキュアがかかります。
3:28. なので、QはRの攻撃をかわす手を選択します。
#3:45. しかし、この局面においては、どこにQが逃げたとしても、BとRのスキュアのタクティクスが存在するために、白はQを追い詰め、必ず駒得することができます。
#4:10. 後半では斜線がたくさん通るようになるため、スキュアの機会が増えるようになります。
③エックスレイ
1 (6)
4:23. スキュアに似たタクティクスで斜線の効きを活かして、後方のマスに焦点をあてる戦術をエックスレイと呼びます。
#4:34. この局面では、Bを攻撃しつつ、後方のPを同時に攻撃することで駒得を狙うことができます。
④フォーク
1 (7)
#5:20. 最弱の駒であるPでもフォークを仕掛けることができるため注意が必要です。
2 (8)
5:35. この局面においては、Qを捨てることができます。
5:41. Kは逃げることができないため、Qを取る一択になりますが、
5:46. Nの強力なフォークにより、白はRの5点分を駒得することができます。
#5:56. 特にNは効きを見落としやすく、簡単にフォークを仕掛けることができるため、注意する必要があります。
⑤ディスカバードアタック
1 (9)
6:45. ディスカバードアタックでは駒を動かして、背後にあるB、R、Qの斜線を利用し、同時にダブルアタックを仕掛けます。
#6:56. 特にKを攻撃するディスカバードチェックは、強制手であるため駒得を狙う強力なタクティクスになります。
7:05. この局面においては、Bでチェックをかけつつ、Qを同時に攻撃することで、駒得することができます。
⑥ダブルチェック
1 (10)
7:48. この局面においては、Qを囮とすることができます。
7:54. Kは逃げることができないため、Qをとる1択です。
▲Q,B,Rが並んでりゃそりゃ強いよな
8:00. ここでBとRによりダブルチェックを仕掛けます。
#8:05. ダブルチェックはKが逃げるしか選択肢がありません。
8:10. この場合は、Kがどちらに攻撃をかわしたとしても、チェックメイトできる配置になっています。
⑦ウィンドミル
1 (11)
#8:33. Kが逃げられる箇所が制限された状態の場合、ウィンドミルという強力なタクティクスがあります。
▲RとBによるハメとか
8:42. この局面では、ウィンドミルが成立する配置であり、ディスカバードチェックを連続で仕掛けることができます。
8:52. チェックされる側は、すべて強制手であるため選択肢がありません。
9:05. 駒損している状態であっても大逆転を起こす可能性があります。
⑧デコイ
1 (12)
#10:10. デコイでも相手の駒を誘導し、手番を渡すことなく戦術を仕掛けます。
#10:17. この場合では、チェックが強制手であるため無視することができず、Bを取りますがQの守りが外れるため、駒得することができます。
2 (13)
10:33. こちらはお互いのQがRによって守られており拮抗していますが、Rでチェックをかける手が強制手となっており、Qの守りを外すことにより駒得することができます。
10:49. 駒の効きを反らすという意味からディフレクション、
10:52. 2つ以上の守りの意味を持つ駒を誘導する意味からオーバーローディングと呼ばれることもあります。
3 (14)
11:06. この局面では、BでQを攻撃します。
#11:14. このBはどの駒にも守られていませんが、黒にはフォークのタクティクスが存在するため、Bを取ることができません。
11:29. なので、Qを攻撃からかわしながら反撃を狙いますが、ここでもBをデコイとして利用することができます。
11:40. このBはKとQが同時に攻撃されているため、無視することはできません。
#11:48. この場合はQとKのどちらでとったとしても、Nによるフォークがかかってしまいます。
▲Nが2つにあるとフォークうじゃうじゃあるぞおおおおお
11:57. デコイは駒得できる強力なタクティクスの布石として利用されることが多いため、深く盤面を見極める必要があります。
⑨インターフィアレンス
1 (15)
#12:41. インターフィアレンスでは斜線を塞ぐことでチェックメイトを狙ったり、駒得を狙うタクティクスです。
12:49. この局面では、白にはチェックメイトの狙いとプロモーションの狙いがあります。
12:56. チェックメイトは2つの連結したRが防いでおり、プロモーションはBが防いでいる状態です。
#13:07. ここでNを利用し、両方の斜線を遮断します。
13:14. ①仮にRでNを取った場合はチェックメイトになります。
13:22. ②もう一方のRでNを取った場合は、Bの斜線が塞がれてしまうため、プロモーションすることができます。
13:33. ③BでNを取った場合は、Rの連結が切れてしまうため、Rが落ちてしまいます。
▲何の斜線を塞ぐことが出来るか?何の連結が切れてしまうか?というか斜線と連結は同じものとして考えられないか?
13:42. またチェックメイト、プロモーションの脅威は依然として残っており、手番は白にあるため、黒は絶望的な状況になっています。
#13:53. インターフィアレンスは駒の効きが複雑な場合、見落としやすいタクティクスになります。
⑩インターミディエイトムーブ
1 (16)
14:08. インターミディエイトムーブは将棋の手抜きと呼ばれる考え方に当たります。
#14:14. 手抜きとは駒が取られたり、攻め込まれたりする状況を受けずに、別の相手の脅威となる手を移動しことで、
14:22. 手番を相手に渡さず有利な局面を作ります。
14:28. この局面では、フォークを仕掛ける手に対して、黒はNを交換する手を移動しました
14:37. ここで、白がBでNを取る手では、Pが取られてしまい、白はP損となってしまいます。
#14:50. なので、ここで白はNを取るのではなく、Qを攻撃からかわしつつ、
#14:56. 次にチェックメイトが狙える位置にQを動かします。
#15:04. この手を黒は無視することができず、一旦受けるためにPで守ります。
#15:12. ここで、白はBでNを取ることで、
#15:16. Pによるフォークは維持されることになります。
▲PによるフォークがBとNという強めの駒を攻撃しているのが重要。相手に1つ強い攻撃を与えてもこっちの利がある。
15:22. この手順により、白は駒得することができます。
#15:29. 将棋でもよくある考え方ですが、直前の相手の攻撃の手を受けずにさらに驚異となる攻撃を仕掛けることにより、有利な盤面を作ることができます。
まとめ
15:45. 今回は将棋のストラテジーとチェスのタクティクスについて比較してみました。
15:51. それぞれのタクティクスの詳細については入門編の基本のテクニックを参照ください。
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